先週に引き続き、奥武蔵の山塊から北に伸びる尾根筋の道を、のんびり歩く事にしました。西武秩父駅7時13分発の皆野行きのバスで、広町まで入ろうと思っていたのですが、待てど暮らせどバスが来ません。改めてバス停の時間表を見ると、7時13分発は日祝運転でした。よく考えてみれば今日は土曜日、「平日」ダイヤなのです。週休2日になって久しく、土曜=休日と言う感覚がつよいのですが、不注意でした。8時04分発の平日ダイヤのバスを待って出発です。もう一時間寝れたのに...と思いながら、広町のバス停から歩き始めました。
大霧山から北の山域は、よく「外秩父」と言われていますが、この辺りからは山の稜線も高度を下げ、次第に人気のある里山の装いが強くなります。粥新田峠付近にも放牧地がありました。
粥新田峠から林道を北上、秩父高原牧場を通り過ぎ、二本木峠から愛宕山に登ります。ここから林道を渡り返して辿り付いたのが皇鈴山でした。展望は余りよくないのですが、広々とした山頂に東屋もあり、休むのには好都合な場所です。今日の行程は、朝のバスでロスタイムがあったものの、時間に余裕がありそうです。ここで満を持して用意した「おでん」と「熱燗」で大休止。久しぶりに、雪見酒を楽しみました。 |
秩父高原牧場
皇鈴山の山頂
おでんと熱燗で一服
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皇鈴山から足場の良くない尾根道を登り返すと、程なく登谷山に着きます。此処は北東方面の展望が開けていて、天気の良い日には、筑波山や足尾の山並みが見えるそうですが、今日はモヤがかかり、展望は得られませんでした。登谷山から下るとすぐ、登谷山高原牧場が現れ、レストハウスが見えてきました。電気がついています。此処で一杯200円のホットミルクを飲んだのですが、味が濃く美味でした。このレストハウス、正月以外は年中無休だそうです。
登谷牧場から釜伏神社までは、再び林道を歩きます。狛狼の釜伏神社の脇から、細い道を登って釜伏山の山頂にある「奥の院」に出るのですが、見落としてしまったのか、釜伏山の標識はありませんでした。 |
気分の良い「風の道」
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釜伏山からの下山路は、途中「日本水」に立ち寄り、風布の部落へと下降して行きます。風布の部落から波久礼の駅までは、単調な舗装道路歩きを予想していたのですが、風布川に沿って歩き易い遊歩道が整備されていました。所々で川を横断するのですが、川面に顔を出している石をつたって渡る様になっている処もあって、なかなか楽しい道です。この道は「風の道」と言うのだそうですが、山案内書が古かったせいか載っていませんでした。風の道が終わると、程なく荒川、そして今日の終着「波久礼駅」です。 |
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