2002年6〜8月度 |
新しい山 | コメント | ||||
【聖 岳】 【上河内岳】 【茶臼岳】 【仁田岳】 【光 岳】 南アルプス 2年8月14 〜17日 |
2002年の盆休みは、白神山地の奥追良瀬川の溯行を計画していたが、東北北部に停滞している前線の御蔭で、秋田・青森方面は連日雨模様。それで結局、比較的天気の良さそうな南アルプスに転進する事にした。 初日に便ヶ島から聖平に上がって幕営、2日目に聖岳を往復した後、上河内岳を越えて茶臼小屋まで縦走、3日目は茶臼岳を越えて光岳まで縦走し、4日目に光岳から易老岳まで戻りここから易老渡に下山するという行程だ。 現在、「聖・光紀行」を作成中です。 |
シラビソの樹林帯を登る 茶臼岳山頂より聖岳方面 |
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【女峰山】 関 東 2年8月3日 |
登山口の標高が1800m近くあり、「涼しい山行」が手軽に出来る日光の「女峰山」に志津林道側から登った。林道ゲートから約3時間で山頂に立ち、のんびりと山景色を楽しんで下山して、温泉で汗を流してくる予定であったが、下山途中のガレ場で転落事故に遭遇、結局下山できたのは夕方であった。 詳しくは「女峰山紀行」を御参照ください。 |
唐沢小屋の先にあるガレ場 下山時ここで事故に遭遇した |
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【和賀岳】 東 北 2年7月21日 |
焼石岳に登った翌日、真昼山地の主峰「和賀岳」に登った。和賀山塊は、少し前までマタギが生活の糧を得ていた程の奥深い山域で、自然林の深いブナの森は、仙境の観すらある。 東北の山は「たおやかな」山体を持つ山が多いが、和賀岳も「ゆったりとした山稜」を四方に広げる図体の大きな山だ。岩手県の沢内村から登る「高下コース」は、途中に和賀川の徒渉もある変化にとんだ楽しいルートであった。 詳しくは「和賀岳紀行」を御参照ください。 |
ブナ林を進む 彼岸の様だった和賀岳山頂 |
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【焼石岳】 東 北 2年7月20日 |
東北の焼石山に中沼コースから登った。前日の夕方に新幹線で北上に入りレンタカーを調達、夜は市内のホテルに宿泊して早朝の出発に備える。朝五時頃ホテル窓から外を見ると、雨が降り始めていた。当初は土曜日に和賀岳に登り、日曜日に焼石山に登る予定にしていたのだが、渡渉のある和賀岳は雨による増水が心配だ。朝の天気予報を見ていると、どうやら日曜日には天気が回復しそうだ。急遽登る順序を入れ替え、焼石岳に先に登る事にした。 北上市から4号線を南下し、水沢から397号を西に進む。尿前林道を走って登山口まで車で約1時間30分で到着。登山口には既に20台位の車が止まっていて、装備を固める登山者の姿も沢山見られた。空を見上げると、霧のような雨が降っていたが、とにかく蒸暑く、雨具を着ると中が蒸れてしまいそうだ。結局雨具はザックの中にしまい、傘を片手に上る事にする。 中沼コースは地図を見ると直ぐ判るのだが、等高線の間隔がが比較的広く、なだらかな場所が多いルートであった。中沼までの登りと、銀明水非難小屋から少し先を除いては、傘を片手にしても気分良く登れる。歩き始めて20分、中沼を望める広場に到着。ここからは沼の畔を進んでゆくのだが、花畑が実に見事だった。沼から離れると次第に傾斜が出てきたが、木道が設置されている場所が多く、歩きやすい。 いい加減、木道に飽きてきた頃、銀明水の広場に到着する。立派な水場で、広場の傍らから懇々と沸く水は実に美味しい。ここで小休止して、握飯で空腹を満たし残りの行程に備える。銀明水から先で樹林帯を抜け、残雪を横断した辺りからは、ガレた足場となってくる。歩き始めて頃に降っていた雨は上がり、サウナの様な蒸暑さは無くなって来た。代わりに涼しい風が吹いてきたが、風にのってガスが涌いてきて、期待した山景色は望むべくも無い。 泉水沼で夏油温泉からの道と合流し、人登りすると焼石岳の山頂に到着する。汗が引くと肌寒くセーターを着込んだ。折角もって上がったビールだったが、ビールよりもコッフェルで沸かした豚汁の方が美味しかった。 中沼登山口(7:45)→中沼(8:10/8:15)→銀明水(9:15/9:30)→焼石山(11:00/12:15)→銀明水(13:20/13:40)→登山口(14:30) |
登山口 中ノ池の花畑 雨の中、木道を進む 風が強かった焼石山頂 |
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【太郎山】 関 東 2年7月13日 |
今週末は南アルプスの鋸岳に登るはずだったが、天気予報が良くない。静岡や山梨は午後から雨と云う事で、急遽方向を変えて、日光の山に登ることにした。朝5時に東京を出発、東所沢と川越でメンバーと合流の後、関越道を北上。当初「女峰山」を狙っていたが、山上でゆっくりしたい事もあって、太郎山に登ることにする。戦場ヶ原から裏男体林道を走り、登山口に着いた時には10時近くになっていた。 登山口付近は、沢の出会いで林道が広くなっており、4〜5台の駐車スペースがあった。手早く装備をまとめ丁度10時に出発、樹林帯の中をテンポ好く歩き進んでゆく。所々に咲いているシャクナゲの花が目を楽しませてくれる。歩き始めて40分程で、いよいよ太郎山の斜面に取り付くと、傾斜が一気にきつくなった。少々ガレた斜面を喘ぎながら登ること1時間、「新薙の頭」を過ぎると、山上池が出現した。 地図では「お花畑」となっている処に、先週の台風で出現したのか池が出来ている。水面からは底に生えている緑の草が良く見えた。水中に咲いている花が、水に揺れているのがなんとも美しい。何か天国みたいな風景が広がっていて、何時までも池のほとりで佇んでいたい...。そんな感じの場所で、しばし休息。池の傍らにザックを下ろし、涼しい風に吹かれていると、時が止まったかの様な感じさえする。 池から山頂までは、僅かな時間でたどり着くことが出来た。登り始めた頃の青空には雲がかかり始め、遠望は今ひとつであったが、日光連山や安蘇の山並み、北関東から尾瀬周辺の山並みと、360度の展望を楽しむ事が出来た。 林道出合(10:00)→太郎山山頂(12:10/13:20)→駐車場(14:30) |
頂上近くから男体山方面 天国みたいな山上池 太郎山の山頂にて |
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【伊吹山】 近 畿 2年6月17日 |
岐阜で法事を済ませた翌日、伊勢の御在所岳にロープウエーを使って楽チン登山をしようと思ったら、ロープウエーは定期点検で運休中。山を変えようにも、近くの山の地図・ガイドの持ち合わせが無い。そこで以前に歩いた事があり、山頂付近まで車で入れる伊吹山に転進する事にした。 伊吹山は麓から17キロのドライブウエイが山頂直下まで延びている。頂上駐車場からは遊歩道が設けられていて、サンダル履きでも登れる位だ。伊吹山は古来「薬草」の山として知られた山で、今でも艾の産地になっているが、元来植物の種類の多い山である。山頂付近は高山植物が豊富で、以前7月上旬に訪ねた時には、赤や黄色の花畑が広がっていた。今回も花畑に出会うことが出来たが、グンナイフウロウやルリトラシオと言った白や淡い紫色の花が多く、華やかと言うより落ち着きのある景観を醸し出していた。 伊吹山の山頂は観光化が進んでいて、茶店などが建ち幽山の趣は全然無い。山頂の直下まで車で入れるなんて...、と言う嘆きも判る。しかし誰もが登れて、簡単に高山植物を楽しむ事が出来る山が有ってもいい気がする。足腰の衰えた人でも無理なく楽しめる伊吹山。今度は違う花の咲く時期を狙って訪ねてみよう。 駐車場(12:15)→伊吹山山頂(12:50/13:20)→駐車場(13:45) |
山頂へ向かう遊歩道 グンナイフウロウ 伊吹山の山頂 |
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【位山】 飛 騨 2年6月15日 |
飛騨の位山に、巨石ルートを辿った。前夜のwカップを見すぎて、3時出発の予定が4時出発になってしまい、阿房トンネルを抜けて位山の麓に到着したときには、9時過ぎになっていた。前夜の激しい雨は上がったものの、今ひとつスッキリしない空模様に、「道の駅」からの尾根筋ルートではなく、コースタイムの短いダナ林道の終点から巨石ルートを辿る事にする。 林道終点の広場に車を停めて、御宮をくぐり木の根が階段状になっている登山道を、滑らない様に気よつけながら歩き始める。「巨石コース」と言うので巨大な岩がむき出しになった斜面を想像していたが、実際の登山道は自然林に覆われた斜面にあり、所々に木の根が絡まった巨石が点在していた。年配の両親と同行したこともあり、ゆっくりとしたペースであったが、40分程で「道の駅」から尾根を登ってきた道と合流、ここからはドウダンツツジの咲く中を進んでいくと、程なく展望台が現れた。展望台の建つ広場から、平坦な道を100m程行ったところに山頂の標識が有った。天気が今ひとつで遠望を得ることは出来なかったが、久し振りに「のんびりとした」山歩きを楽しむ事が出来た。 ダナ林道終点(10:00)→位山山頂・展望台(11:00/12:15)→ダナ林道終点(12:50) |
巨石には名前が付けられている 位山の山頂 |
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【中ノ岳】 越 後 2年6月8日 |
越後三山の中で登り残していた「越後中ノ岳」に、十字峡側から登った。急登の尾根を辿り五合目の「日向山」迄達すると、残雪帯の彼方に「越後中ノ岳」が現れる。春霞がかかり、遠くの山の展望は今ひとつであったが、カタクリ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、シラネアオイ...等の花を楽しみながらの登山道は飽きが来ない楽しい道であった。 詳しくは「越後中ノ岳紀行」を御参照ください。 |
生姜畑より望んだ越後中ノ岳 |
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【三窪高原】 大菩薩 2年6月1日 |
カタクリ会の第96回山行で、奥多摩の三窪高原を歩いた。本来5月に山菜狩りを計画していたのだが、早い春の訪れで山菜が終わってしまい「ツツジの花見山行」に変更したものの雨で延期、漸く今日の山行となった。奥多摩の駅で集合した後、車で登山口の柳沢峠に移動、林道を電波塔の下まで入り、ここから歩き始める事にした。 新緑を楽しみながら作業道を歩いていくと、10分も歩かないで電波塔の在る稜線に出る。ここから柳沢峠方面を目指して歩くのだが...、歩き始めて20分もたたない内に、三窪高原「ハンゼの頭」に着いてしまった。汗をかく暇も無い。何時もなら山頂に付くと直ぐビールで乾杯なのだが、何となくビールに手を伸ばすには申し訳ない位しか歩いておらず、後ろめたい気がしないでもない。が、そこはカタクリ会、焼肉や刺身、イカにエビ、そしてフルーツサラダが並ぶと何時もの宴会に。たまには「楽チン登山」も悪くないなと思った三窪高原であった。 |
ツツジを楽しみながら歩く 恒例の焼肉パーティー |
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