●道志から赤鞍山へ
都留市からバスに乗り、道坂トンネルを越えると、そこは道志の村です。和出村のバス停で下車し、竹之本まで車道を移動しました。和出村から菜畑山を越えて赤鞍山へ至るルートもあるのですが、時間が心配で短いルートを採る事にしたのです。登山道の入口には、「赤倉山登山道入口」と表示された小さな看板が立っていました。赤鞍山までの道は、杉林の中で仕事道と錯綜する箇所以外は、全体に良く踏まれており、尾根筋に付けられた登山道を一気に登りきり、約75分で山頂に立つことが出来ました。 |
赤鞍岳山頂 |
●伐採地の登山道は要注意
残雪の残る北斜面を下り始めると、程なく伐採地が扇状に広がりはじめました。困ったことに伐採境界線上の木には赤いマークがペイントされているのですが、何れも登山道の印に見えなくもありせん。右側のペイントと左側のペイントは、下るに従い別の尾根筋となって、次第に間隔が開いていくように見えます。この日は霧が濃く、景色と地形からの判断も難しそうです。判断に窮したのですが、滑った跡の多い、左側のマークに沿って進むことにしました。5分程下った頃でしょうか。霧の中から、こちら側に向かって登ってくる登山者の姿が見えました。聞くと「二十六夜山」から赤鞍を越えて、道志まで行くとの事。これで一安心、登山道は正しかったようです。伐採地から15分程にある「棚の入分岐」には、立派な標識が立っていました。 |
棚の入分岐 |
ひなづる峠 |
●雛鶴峠を越えて
「棚ノ入り分岐」から「雛鶴峠」までの行程は、笹に覆われた道を進むことになります。笹に覆われて、一見どこが道だか判らない箇所も有りましたが、土自体は良く踏まれており、所々に付けられた青いビニールテープを辿っていけば、迷う事無くたどり着けます。途中に潅木がうるさく、道幅が30cm位の処も有りますが、道はしっかりしていました。
雛鶴峠から先は、登山者の数がぐっと多くなるせいか、道幅も広がり、難なく高畑山に到達です。「棚ノ入り分岐」からの道に比べると、高速道路を進んでいる様に感じられました。高畑山でゆっくりと昼食を採ってから、のんびりと鳥沢駅に下山しました。 |
高畑山頂 |
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