峰谷橋 〜 日寄橋  97年4月6日 歩行時間 : 6時間30分
 日寄橋 →  丸山 → 笛吹峠 → 西原峠 → 三頭山避難小屋 → 三頭山 → ドラムカン橋 → 峰谷橋
9:10発   10:50  11:00   11:50     12:45着     13:30     15:50     16:10
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登山口の小網集落
●静かな部落を抜けて雪の登山道を登る
  2月末に、日寄橋から権現山・扇山を越えて鳥沢まで、気分良く雪の尾根道を縦走出来た事に味をしめ、今度は日寄橋から笹尾尾根に取り付いて、三頭山を越え小河内ダムまで歩くことにしました。バス停から、車1台がやっと通れる急な林道を、小棡まで入ります。民家の裏から畑の間を抜けて進む「仕事道」が、尾根に取り付く登山道の入口でした。南斜面の為か、雪は深くありません。アイゼンも良く効き、登山道に入って約1時間15分で丸山に到着です。途中、狩猟に来ている5人連れとすれ違いました。野ウサギを狙っているとの事でした。
●静かな笹尾根縦走
  丸山から笛吹峠・西原峠を越えて三頭山に至る笹尾根では、静かな縦走が楽しめました。この尾根道は、稜線の北斜面側に付けられている事もあって、雪がよく残っています。展望は所々でしか展望が開けませんが、木々の間を縫って雪面に印されたトレイルを辿って歩いていくのは、赴きがあります。時々中高年のパーティーとすれ違いますが、皆ゆっくりと、静かな雪の尾根道を楽しんでいる様に見えました。昼食は三頭山手前の避難小屋で、木のデッキに腰掛けて、日向ぼっこをししながら採りました。避難小屋からひと登りで、三頭山に到着です。


三頭山頂
●雪の中を泳いで
  三頭山から奥多摩湖へ下る道は、標高差900mを一気に下る尾根道です。4月に入っているとは言え、北斜面の残雪は深く、入小沢ノ峰まではカッパの上下を身につけて、雪の中を泳ぐようにして進む事になりました。急斜面では、雪の中に浮かびながら、グリセードで下降していくと言った感じです。
  山頂直下であれだけ深かった雪も、「カツネの泣坂」分岐を過ぎる頃には踝ほどになり、それもやがて無くなっていきましたが、その反面、一度溶けた雪が凍結して滑りやすくもあり、深い雪のところの方が歩き易いぐらいでした。小河内ダムまで降り、ドラム缶橋を渡って峰谷橋のバス停まで歩きました。
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