●縦走記の起点は「雲取山」に
この「低山縦走記」の出発地点を「雲取山」にするべく、峰谷から雲取山まで歩いてきました。午後から雨が降り出してしまい、厳密には峰屋橋〜峰集落の間を歩けてませんが、とりあえずの歩行線の出発地点を雲取山に起きたいと思います。車で行く場合、峰谷から林道(舗装されています)を登って、峰の集落まで上がれます。車止め手前の広場まで車で上がり、ここから歩き始めました。砂利道の林道を5分程歩いた地点から、植林された杉林の中を「だらだらと登る」登山道が始まります。 |
赤指尾根と合流
(七つ石山方面の標識は無い) |
石尾根縦走路
左前方のピークが「七つ石山」 |
●昨夜のビールに大汗をかく
片斜面の登山道を50分程歩いた地点で、赤指尾根の作業道と合流します。比較的「指導標」が良く整備されたコースの中にあって、この分岐には「千本つつじ・七つ石山方面」の標識がありませんでした。地図を良く見れば間違うことは無いと思いますが、合流地点から下っていく道が石尾根方面です。
少々不謹慎ではありますが、近い山ということで油断した為か、昨晩は結構遅くまで飲んでいました。それ程きつい登りではないのに、歩くほどに大汗が止まりません。石尾根縦走路との出会いまで登ってから休む予定でしたが、その10分程手前で腰を降ろすことにしました。冷たい水の美味しいこと。バナナをほうばり、小腹を満たします。 |
●気分良く歩ける石尾根縦走路
石尾根縦走路にでてからは、見晴らしの良い楽しい縦走が始まります。新緑に包まれた奥多摩の山並みは、黄緑色の濃淡が、モザイク模様の様に見えます。今朝、雲取山荘を出発して、石尾根縦走路を下る登山者とすれ違いました。7時頃山荘を出発すると、ちょうど「七つ石山」を越えた辺りまで来るようです。七つ石山からは、雲取山を望むことが出来ましたが、山頂は雲に覆われている様でした。七つ石山から約1時間、雲取山の山頂に到着しましたが、やはりガスに覆われていて、展望は得られませんでした。
雲取山は、今迄2回登っていますが、何れも降雪期で日原側のアプローチでした。冬から春にかけての天気の良い日は、空気が澄んで展望には最高です。(右下の写真は96年4月初旬に登った時のものです。)雲取山は近いところにある為、日帰りの山というイメージが強いのですが、今度は紅葉の季節に雲取山荘に一泊して、石尾根縦走路をのんびりと奥多摩駅まで辿ってみたいものです。 |
雲取山頂上。展望はなかった。
4月初旬の雲取山頂上 |
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