2002年9〜12月度 |
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【足尾山】 常 陸 2年12月14日 |
カタクリ会の忘年会を「御前山」で開催、翌日は第100回山行で、常陸の足尾山に登った。 都内各所で集合した後、車で一路御前山に向かう。道路が空いていて2時前にはコテージの有る御前山に到着、村営の温泉「四季彩館」で温まった後、忘年会の開催となった。89年の御前山から始まったカタクリ会は、今回の忘年登山で第100回山行となる。100回山行を記念して、まずは全員に記念品を配布。空けてみると、スイスVICTORINOXの小型万能ナイフだった。早速ザックの片隅にしのばせておく事にしよう。 今回のメニューは、刺身、生ソーセージ、仙台の笹蒲鉾、きのこの蒸焼き、殻付生牡蠣、活ホタテの刺身と貝殻焼き、比内鳥のきりたんぽ、鰯のつみれ汁、ハタハタ一夜干、河豚の一夜干、チジミetcと盛り沢山。キッチンに材料を広げて「食べきれるのかな...」と心配になるほどだったが、宴会の終りにはしっかりと胃袋に収まっていた。昼の3時半に始まった宴会が終結したのは、日付変わって夜中の1時半。10時間の「マラソン宴会」だったが、中には途中で一眠りして復活してくる者も居たりして、楽しく歓談している内に、あっという間に夜中になってしまった。空いた日本酒が六升、焼酎が一升、他にシャンパンにウイスキー...。好く飲んだものだ。 翌日は朝5時過ぎに起床、さっぱりとした「うどん」の朝食を採った後、第100山を目指す事にする。本来「久慈男体山」に登る予定であったが、山頂部の凍結を心配して山を変更。筑波山と加波山の間にある「足尾山」に登る事にする。一本杉ハイキングコースから足尾山を目指したが、予想以上に行程が長く、残雪の影響も有って稜線部の縦断道路に出た時には昼になっていた。丁度通りかかった親切な車に運転手を回送してもらい、山頂は諦めて、帰路は稜線より車で下る事にした。一旦あきらめかけた山頂では有ったが、車を待つ間に健脚なメンバーがヤブを漕いで斜面を登ると、10分程で頂に立つ事が出来ると言う。それではと、空身で雪の斜面を登って行くと、果して丁度10分で足尾山の山頂に立つ事が出来た。車を取りに行った運転手には申し訳なかったが、第100山の頂を踏む事が出来た。 会員の皆さん、一年間の山行、御苦労妻でした。 |
100回山行の記念品が配布される 沢沿いに登る 雪の登山道を登る 稜線部の縦断道路 足尾山の山頂 |
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【三国山】 富 士 2年11月16日 |
カタクリ会の第99回山行で、三国山に登った。三国山は甲州、駿河、相模の三国の境にある山で、ブナやミズナラに覆われた、山中湖南畔に横たわる、ゆったりとした山稜のピークに位置している。標高1100mの籠坂峠までバスで入り、此処から歩き始めるのだが、バスを降りると気温はたったの2℃。木曜日ごろまで好かった天気予報は外れて、厚い雲に覆われた空が寒々しい。風が無いのがせめてもの救いだ。 霊園の脇から始まった登山道は黒っぽいスコリアで、如何にも水はけが良さそうだ。辺りのブナやカエデは既に葉を落しており、晩秋から初冬に移りゆく山景色がもの悲しい。緩やかな斜面を登っていくと、綿雨の様なガスに包まれ始めた。角取山への分岐を過ぎた辺りは「アザミ平」と呼ばれ、夏はお花畑になる開けた場所だ。天気が良ければ、雪を纏いはじめた富士の高峰を望める筈なのだが、深い霧の向こうに聳え立つ姿を想像するしかなかった。 籠坂峠からの道は、大洞山、楢木山、三国山と緩やかにアップダウンを繰り返す。予定では三国峠を越えて、展望の良い「鉄砲木の頭」まで登って昼食の予定であったが、今日の天気では展望は望むべくも無い。三国山で昼食を取ることとした。刺身を摘まんだ後は、焼肉、焼イカ、焼エビ。さっぱりとしたサラダも美味しい。だが何といっても美味しかったのは、熱々の味噌汁。吐く息が白く、寒い山頂では熱い味噌汁は最高のご馳走だ。寒かったせいか、二升の熱燗と、ホットウイスキーがあっと言う間になくなってしまった。 三国山からは僅かの距離で三国峠に降りる。此処からはコースを変更して、車道を歩いて山中湖畔の平野へ下るのだが、平野に辿りつくと、平野始発の新宿行き高速バスが丁度発車するところであった。渋滞も無く、一眠りすると18時には新宿に到着、温泉に立ち寄れなかったのが残念だが、帰宅してからのんびりと湯に浸かることにしよう。 籠坂峠(10:40)→大洞山(11:50)→三国山(12:30/14:20)→三国峠(14:40)→平野(15:40) |
籠坂峠より歩き始める 霧に包まれた登山道を歩く 寒かった山頂での宴会 三国山山頂にて |
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【黒帽子岳】 南アルプス 2年11月2 〜3日 |
南アルプス深南部にあって、×印の一等三角点がある事で知られている黒帽子岳に等高尾根から登った。黒帽子岳は2000年の2月にも挑戦したが、この時は深雪に阻まれ、丸盆岳から黒帽子岳に伸びる稜線までたどり着くのがやっとで、本峰を目の前にして下山を余儀なくされた。今回は初日に、登山口付近まで林道を6キロほど林道を歩いて幕営、翌日に黒帽子山頂を目指したが、降雪と風で楽には登らせてはくれなかった。 詳しくは、黒帽子岳紀行を御参照ください。 |
小雪の舞う黒帽子山頂にて ×印の一等三角点 |
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【乾徳山】 甲 州 2年10月27日 |
手軽に日帰り登山が出来る甲斐の「乾徳山」に、徳和から登った。雁坂トンネルが出来て便利になった国道140号線を北上し、柚木の交差点から県道に入り徳和集落を抜けたところに、車10台ほどが停められる駐車スペースがあった。ここに車を止め早速登り始めることにする。7時前であったが、既に数台の車が停車していて、自分が到着したときも一組の登山者が丁度出発するところであった。 駐車場から林道を15分程登ったところが登山口になっていて、ここから杉林の中に登山道が続いていた。しばらくの間は植林された薄暗い樹林帯の中を登っていくが、林道を数回横断する頃になると、既に葉を落し始めた広葉樹の中を進むようになる。疎林帯のがれた斜面を抜け、歩き始めて丁度1時間でた銀晶水の水場はに到着。ルートには銀晶水と称する水場が2ヶ所あるが、二番目の水場は推量も豊富で一服するには最適な場所だ。 銀晶水から緩やかになった登山道を10分ぐらい進むと、国師ヶ原の分岐に到着する。樹林が開け、乾徳山の姿が最近に望める場所だ。三本ある道の真ん中を進むと程なく扇平に到着、ここから乾徳山本峰の登りとなる。ここから先は道が細くなり、秋の落葉で不明瞭な部分もあるものの、踏み跡を外さなければ問題は無い。頻繁に記される赤テープを目印に登っていくと、鎖場が出現した。丸い岩を乗り越える場所なのだが、足場の岩の角がが丸まっていて滑りやすい。鎖に頼って岩を乗り越してゆく。 扇平から登る最後の難所が、頂上直下の鎖場だ。「いわゆる鎖場」に比べ危険は感じられなかったが、久し振りの鎖に慎重に登る。腕の力が落ちたのと、増えた体重で以前ほど軽快に鎖場を越えられないのが少々悔しいが、鎖を登りきると山頂に到着だ。山頂からは360度の視界が開け、北には奥秩父の山並み、南には富士山が、そして薄っすら雪を纏った南アルプスの連嶺を望む事が出来た。 徳和駐車場(7:00)→登山口(7:15)→銀晶水(8:15/30)→扇平(8:45)→乾徳山(9:45/10:30)→国師ヶ原(11:30/11:45)→登山口(12:35)→徳和駐車場(12:45) |
銀晶水の水場 国師ヶ原より乾徳山 山頂直下の鎖場 乾徳山の山頂 |
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【燕 岳】 【大天井岳】 北アルプス 2年10月13日 〜14日 |
今年はハイシーズンの時期に休みが取れず、アルプス山々とは御無沙汰になってしまったが、10月の連休は何とか2日休みが取れ、天気も良さそうだ。今シーズン北アに登れる最後のチャンスに、五月に登った有明山から良く見えた燕岳にテントを担いで上がり、翌日大天井岳迄足を伸ばすことにした。 現在「燕岳・大天井紀行」を作成中です。 |
燕岳から大天井への縦走路 |
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【守門岳】 越 後 2年9月22日 |
盆休み以来、一ヶ月以上山に入っていない。所要で休日が潰れたり、山行を計画していた日は天気が悪かったり。「いけない。なまり加減の体が怒っている...。」てな訳で、日帰りで楽に歩ける越後の守門岳を歩いてきた。 東京を4時前に出発して、関越道で小出まで走り、登山口の入広瀬村を目指す。入広瀬村には、山菜を求めて何度か訪ねて事がある。守門岳の登山口付近も、残雪期には一面フキノトウであった。スキー場の上にある登山口まで車で入り、ここから歩き始めることにした。 天気予報によると、午後からは雨の確立が高く、何とか昼過ぎには下山したい。手早く荷物をまとめて歩き始めると、いきなりの急登となる。途中までテンポ良く登って行ったが、久し振りの山行のせいか息が乱れる。イキナリの強行軍に足もびっくりしている様で、布引の滝から上がってくる道との合流点で一休みしてからは、ペースをダウン。ブナ林を抜けて「エデシ尾根」を一歩一歩登る。高度を上げるに連れて奥只見の山々が見えてきたが、生憎の曇り空で展望は今ひとつだ。 藤平から登ってくる道と合流してからは、緩やかに草原の中を進むようになった。小さなピークを幾つか越えると眼前に守門岳ガ現れた。最後の登りは意外とあっけなく、登り始めて約2時間半デ山頂に到着した。守門岳には西側の二口から登る登山道もあるが、こちらから登ってくる登山者のほうが多いらしく、山頂は大勢の登山者で賑わっていた。 大白川登山口(7:15)→布引滝分岐(7:55/8:05)→小烏帽子(7:50/8:00)→守門岳(9:40/10:40)→大白川登山口(12:15) |
エデシ尾根ノ取り付き 小烏帽子から奥只見の山並 守門岳山頂 |
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