●雪の登山道を登る
今回のコースは、雪の季節に比較的入山者の少ない西丹沢から、車で「ユーシンロッジ」迄入り、玄倉林道終点から「塔ノ岳」に登り、丹沢主脈を扇型に「丹沢山」「蛭ヶ岳」とたどってこようというものです。林道終点の「尊仏ノ土平」からの尾根道には、雪がしっかり付いており、ここからは軽アイゼンとスパッツの装着が必要です。ところがです。軽アイゼンは有ったのですが、スパッツが有りません。車から降りて歩き始める時、装着するつもりで出したまま、忘れてしまった様です。思案した挙句、車に取にり帰ると往復2時間かかってしまう事から、スパッツ無しで登ることにしました。大失敗です。(これ以降、車から降りてすぐスパッツを装着する様になりました。) |
塔ノ岳山頂 |
●快晴の塔ノ岳山頂
登山道が良く踏まれていた事と、雪がサラサラだった事が幸いして、靴の中に雪を入れること無く、塔ノ岳山頂まで達する事が出来ました。途中、大学ワンゲル部の春期合宿と思われる一団とすれ違いましたが、これが皆重装備。Gパンにスパッツ無しと言うのは、ちょっと安易すぎたかなと思ったのですが、もうしかたがありません。天気が良かった事もあって、このまま前進です。この日は午前中、雲ひとつ無い快晴で、塔ノ岳山頂からは富士の峰が綺麗でした。 |
雪の丹沢主脈 |
●丹沢山・蛭ヶ岳を経由して
「塔ノ岳」から「丹沢山」を経て、丹沢山塊で最高峰の「蛭ヶ岳」に達する稜線はは、展望抜群の縦走路です。土壌の侵食と流出を防ぐために設けられた「階段状の板」も、みな雪の下に隠れています。丹沢主脈を無雪期に縦走すると、この「土壌」保護の板に、まるで木製のジャングルジムを登っているよ様な、錯覚すら覚える程ですが、いまはそれも真っ白な雪の下です。景色を楽しみながら蛭ヶ岳まで縦走し、熊木沢を経由して下山、出発地点のユーシンロッジまで戻りました。
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