2001年6〜8月度 |
新しい山 | コメント | ||||
【奥白根山】 日 光 1年8月26日 |
カタクリ会第89回山行で、奥白根山に登った。初日に日光の光徳牧場で夏季キャンプを実施、翌日に群馬県側の丸沼からゴンドラを利用して標高2000mまで上がり、ここから山頂を往復した。ゴンドラの開通により、菅沼ルートから丸沼ゴンドラ利用のルートに奥白根山のメインルートが移った観がある。登山道は良く整備され、以前登った菅沼ルートより歩き易かった。期待の大展望は、湧き上がるガスに遮られてしまったが、久しぶりの高山を楽しむ事が出来た。 詳しくは「奥白根紀行」を御参照下さい。 |
奥白根山頂にて |
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【カムイエク ウチカウシ山】 北海道 1年7月20 〜21日 |
朝まで降り続いた雨に半分入山を諦めながらも、折角来たのだからと「ピョウタンの滝」にある「カムイエクチカウシ登山センター」に行くと、何と太陽の陽が差してきた。空を見上げると、雲間に青空も覗いている。センターで聞くと、雨が上がってから4〜5時間で増水が引くと言う。とにかく「七つ沢の出会い」まで車で入り、川の水位を見て入山出来るか様子を見る事にした。 詳しくは「カムイエクチカウシ紀行」を御参照ください。 |
稜線部よりカムエクを望む |
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【芦別岳】 北海道 1年7月19日 |
海の日を利用して、日高のカムエク山行を計画していたが、入山を予定していた19〜20日の天気予報が良くない。折角の北海道でもある事だし日帰り山行の出来る「芦別岳」に登り、下山後の天気予報でカムエク登山決行の判断をする事にした。 「芦別岳」は夕張山系の最高峰でもあり、6月末に登った夕張岳からもゴツゴツした山容が印象的な頂で、何時の日にか登りたいと思っていたが、こんなにすぐ登頂の機会に恵まれるとは思っていなかった。山部自然公園に車を置いて、貯水池の傍から始まる新道を経由して山頂を目指すことにした。 うっそうとした樹林帯の尾根に付けられた新道コースは、急傾斜地はないものの延々とした坂道で、北海道の山の図体の大きさを感じさせる。吟坂坂と名付けられた坂道を1時間程登ると、展望台に到着する。荷物を置いて振り返ると、樹林の合間から碁盤の目の様に区画された山部の街が見渡せた。ここで一服して再び歩き始めたが、日頃の不摂生がたたってか今日は体が重くピッチが上がらない。喉の渇きも何時もより強く、スポーツドリンクもあっという間に飲み乾してしまった。体調の良くないときには、何時もより大量の水分を体が要求する様である。 展望台から40分程で、ユーフレ川から登ってきた「覚太郎コース」と合流、そこからさらに40分程で半面山に到着した。標識は立っていないが、ここから道が方向を変えるので位置確認は確実に出来る。ここから先は展望が開けてくるが、芦別岳は手前の雲峰山に隠れて見ることが出来ない。霊峰山への登りは、雨水で登山道が深く抉れて歩きにくい道が続く。抉れが消えて、高山植物の中を進むようになると程なく雲峰山に到着した。 雲峰山からは芦別岳を正面に望むことが出来るのだが、あいにく山頂は雲に隠れていた。ここから山頂まで随分距離がある様に見えたが、やせ尾根を越え、「チシマノキンバイソウ」や「ウコンウツギ」の大群落を追いかけている内に何時しか高度を稼いでいく。歩き始め鉛のように重かった体も、一汗かいてからは調子が戻ってきた様で、この辺りから何時ものペースで歩けるようになった。小さな雪渓を越えると、ひょっこり山頂に出た。 山頂はガスに包まれ展望が無いのが残念であったが、高山植物の大群落にも出会えたし、標高差1400mのコースはなかなか登り応えのある充実感のある行程だ。そして何より、雪渓で冷やしたビールの味は格別だった。 |
新道の登山口 霊峰山より芦別岳を望む 芦別岳山頂 |
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【由布山】 九 州 1年7月8日 |
豊後富士の名も持つ由布岳に登った。前日まで活発だった梅雨前線も南下して、今日の九州北部地方の天気予報は概ね晴れ。展望を期待して由布岳に登る事にする。福岡から高速で約2時間、やまなみハイウエー沿いの登山口より歩き始める。由布院の町は晴れてたが、由布岳の山頂部には雲がかかっていた。登っているうちに雲が動くことを期待して、放牧地に始まる登山道を歩き始めた。 現在「由布岳紀行」を作成中です。 |
登山口付近より前山の飯盛城 |
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【英彦山】 九 州 1年7月7日 |
昨日までの大雨を降らせた梅雨前線は依然として九州南部に停滞。「傘をさしても登れる山」と言う事で、筑後の英彦山に登ることにした。「英彦山」は奈良の大峰、山形の羽黒と並んで、日本三霊山に数えられる修験道の山である。宿坊や物産展が並ぶ参道で登山道が始まる。真っ直ぐ続く石段を登り詰めた所にある奉幣殿で安全登山を祈願して、いよいよ山に入った。 奉幣殿から先は地図上は登山道の印になっていたが、暫くは石段の道が続いていた。随所に休息所も設置されており、登山道と言うより参道の感じの強い道をどんどん登っていく。霧に包まれた杉の大木の中を登っていくのが、如何にも霊山の雰囲気だ。別所の駐車場を出発して約1時間で、木造の大きな本宮の建っている中岳に到着した。天気が悪いせいからか人気がない。三角点のある南岳へは、中岳から約5分程で着くことが出来た。鳥居の奥に小さな石の社が安置され、その裏に小さく「英彦山」の標識が立っていた。ガイドでは展望が良いと書かれてあったが、笹や中低木に覆われた山頂からは、霧が晴れても展望は得られないのではないかと思われる。霧が何時しか小雨に変わった事もあって、早々に下山の途に付いた。帰路、麓の「英彦山温泉しゃくなげ荘」で汗を流した。 |
鳥居をくぐって登りはじめる 霧に包まれた石段を登る 英彦山山頂 |
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【夕張岳】 北海道 1年6月30日 |
梅雨の合間に、花の山で有名な北海道の夕張岳に登った。夕張岳は蛇紋岩質の山で植物には固有種が多く、ユウパリソウやユウバリコザクラ等「夕張」の名の付く高山植物が数多い。例年だと7月中旬が見頃なのだそうだが、今年は花が1週間から10日程早く丁度よい時期に登る事が出来た。シラネアオイの大群落、ルート後半の雄大な山岳景観、芦別岳等の夕張山系の大展望と、実に見所の多い楽しい山であった。 詳しくは「夕張岳紀行」を御参照ください。 |
山頂より前岳方面 |
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【畦ヶ丸】 丹 沢 1年6月2日 |
カタクリ会第88回山行で、似と丹沢の畦ヶ丸に登りました。5〜6月のカタクリ会では、新緑を求めて昨年は大室山に、一昨年は檜洞丸に登ったのですが、何れも新緑の中に咲く「白ヤシオ」や「トウゴクミツバツツジ」を楽しむことが出来ました。今年も新緑の中に咲く花を求めて、畦ヶ丸を目指したのですが...。 西丹沢自然教室から河内川に架かる立派な吊橋が、登山道の入口になっていました。自然教室の係員に畦ヶ丸登山の届出をすると、「スリップ事故の多いコースなので気を付けるように。」と言われ、少々緊張しての入山です。西沢沿いに進む登山道は、権現山分岐付近までは道幅も広く歩き易い道が続きます。頻繁に沢を渡り返すのですが、立派な木橋や標識が有り渡河点は明瞭でした。そう言えばこのコース、東海自然歩道のサブコースにもなっているそうで、過剰設置とも思える標識はその為なのでしょう。沢の音を楽しみながら歩いてゆくと、程なく権現山分岐に到着です。 分岐点を過ぎ西沢の支流に沿って登る様になると、登山道は沢の中を進んだり(左写真)、滑りやすい岩をへつったりの行程となります。大雨の後などは増水して通行困難なると思われる箇所もありましたが、この日は幸い水量も少なく危険な所はありませんでした。歩き始めて約45分、いよいよ尾根への取り付きです。ジクをきって進む登山道は結構な急登でした。 山肌にアセビが見られるようになると、いよいよ畦ヶ丸から東に伸びる主稜線。この周辺、例年だとトウゴクミツバツツジや白ヤシオの花が楽しめる筈なのですが、既に花は散った後で、干乾びて茶色になった花の残骸が、地面にへばり付いているだけでした。残念ながら今年の花には、2〜3週間遅かったようです。 歩き始めて2時間半、畦ヶ丸山頂に到着しました。多くの丹沢の山と同様、樹林に覆われた山頂は展望が無く、おまけにブヨ等の虫が多い山頂で、宴会は山頂から少し西に下った分岐点の広場でする事にしました。牛肉、牛タン、イカ、エビ、椎茸等の焼物とサラダに加えて、この日の特別メニューは「トムヤムプラ」。脂ののったムツやマッシュルームの入った、甘辛酸っぱいスープは、レモングラスを入れて出来上がり。香辛料の良く効いたスープは、疲れた体に心地よく流れ込みます。そう言えば、さっきまで周りを飛んでいたブヨが、異国の匂いに逃げ出したのか、何処かへ行ってしまいました。 |
西沢出会いより吊橋を渡る 気持の良い沢を進む登山道 畦ヶ丸山頂にて 山頂宴会にトムヤムプラが復活 |
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