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新しい山 コメント
【弟富士山】
【若御子山】
【大反山】
 奥武蔵
1年3月25日
 カタクリ会山行の下見を兼ね、奥武蔵の里山を歩く事にした。秩父鉄道「武州日野」駅からすぐの「弟富士山」には、カタクリの群落地がある。所々で薄紫の蕾が目に付いたが、後1週間か10日後位が見頃であろう。いったん里道に降りてから若御子峠に登り返し、ここから大反山を目指した。若御子峠からの道は急登が続き、踏跡も不明瞭なルートを赤テープを辿る事になったが、峠から約40分で「大反山」に到着する。大反山は展望の無い山頂で、まともな標識すらなかった。再び若御子峠に引き返し、国見広場から清雲寺へと下山した。
 現在、「弟富士山〜浦山口」山行記を作成中です。

弟富士山のカタクリ群落
【御正体山】
 道 志
1年3月20日

 都留市側の三輪神社側から、道志山塊の最高峰「御正体山」に登った。林道終点から15分程歩いた処で、直角にまがり沢を渡るのだが、踏跡を辿って直進してしまった。赤布が木の枝に巻いてあったので、登山道だと錯覚してしまった様である。後を登る仲間に呼ばれ「変だな」と思って地図を見ると、登山道は鋭角に曲がり沢を渡っている。斜面構成も違っており道を外してしまった事が明白になった。思えば急に雪道になった時点で気付かなければいけなかったのだが、不注意であった。近くで間伐の音がしており、赤布はきっと伐採の目印だったのだろう。

 峰宮跡までは、標高差600の尾根を一気に登る行程になっている。この道は土がえぐられ、歩き難い個所が多い登山道の様であったが、雪が幸いして気分良く登る事が出来た。良く締まった雪面を軽アイゼンで登るのは、気持の良いものである。トラロープを通過すると、程なく峰宮跡に到着。ここからの富士山の眺めは、実に素晴らしいものだった。距離が近い為に大きく聳える富士山は、ちょうど銭湯の壁面に描かれた富士を、湯殿の中から見上げる位の大きさだ。

 峰宮跡から緩やかな稜線を進むと、程なく御正体山頂に到着。広々とした山頂であったが、潅木に囲まれいる為、葉の落ちたこの時期でも展望は無い。乾杯の後、峰宮跡まで戻り「熱燗」と「おでん」で温まった後、下山した。

 林道終点→峰宮跡→御正体山→峰宮跡→林道終点
  10:00   12:30  13:00  15:00


締まった雪が歩き易い登山道



峰宮跡から臨む富士山



御正体山の山頂にて

【神 山】
【駒ケ岳】
 箱 根
1年3月10日
 カタクリ会第85回山行で、箱根神山に登った。当初、ケーブルの終点「早雲山駅」より早雲山を登ってから神山に登る予定であったが、凍結した急斜面は避けようと言う事で、大涌谷までロープウエィで入り、ここから登り始めた。

 観光客の多い自然探索路から別れた登山道は、噴煙の涌いている谷の上部尾根筋を進んでいく。時折噴煙が登山道まで達し、硫黄の匂いの中を歩いていると、いかにも「箱根」を歩いている気分になる。振り返ると、金時山や明神ヶ岳の箱根外輪山が見事だ。富士山も間近に聳えているのだが、残念ながら山頂に雲がかかっていて、その全景を見ることは出来ない。登山道が低木樹林帯にさしかかる頃になると、道が雪で覆われるようになってきた。軽アイゼンを装着すると、サクサクと面白いように歯が雪面に食い込む。降り積もった雪が凍結し、軽アイゼンで歩くのに丁度良い雪の締まり具合だ。

 大涌谷から約1時間30分、箱根の最高峰「神山」に到着する。朝のうち快晴だった空は何時しか雲が多くなり、風も吹き始めてきた為、風を遮るものの無い駒ケ岳山頂ではなく、低木に覆われた神山の裾で昼食を取る事にした。何時もの焼肉・焼イカ・サラダの他、箱根湯元で仕入れてきた干物を頬張りながらの昼食であったが、今日の人気は「七味を効かせた味噌汁」と「おでん」。寒かった事もあって、「熱燗」があっという間になくなった。

 昼食の後、駒ケ岳に登り返しロープウエィで下山したが、我々の乗った10分後、15時30分で強風の為ロープウエーは運行打ち切りとなった。危ないところである。駿河湾を渡ってきた風がぶつかる箱根山は、一旦風が吹き出すとあっという間に体が飛ばされる程の強風となる。今度は季節の良い、穏やかな季節に訪ねてみたい箱根の山であった。

噴煙の大涌谷より登る



途中より雪道になる



  箱根の最高峰、神山山頂にて

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